27日(日)
不動沢 屏風岩・正面壁
久しぶりに不動沢での講習です。
屏風岩は、アプローチに急登もなく、駐車場から15分位で到着です。
小川山や湯川に比べ、壁の高さがあり、スケールの大きさを感じます。
今回は正面壁での講習でした。他に「画竜点睛」のある岩小屋ルーフ、OW入門「よろめきクラック」のあるエンペラータワーなどがあります。
岩場は土曜の雨の影響でシケシケです。
壁はフェイス部分は乾いてますが、案の定クラックはびしょびしょ。クラックは水の通り道なので、雨後は仕方ないですね。
クラックが濡れているので、より的確なジャミングが必要、でも濡れたクラックにジャミングが決まれば、「それは本物!」
お昼前後は晴れ間も出てきて快適になりました。
壁は百獣の王が人気でしたが、クラックルートは混まずにゆっくりと登れました。
ところが、14時ぐらいに遠くから雷鳴が聞こえ、ぽつりぽつりと雨粒が
最後は駆け足になりましたが、4本のクラックを登り、一日楽しむことが出来ました。
- おしん
ハンドからチムニー
登りは比較的簡単なのですが、岩がガタガタなのでカムセットが難しく考えさせられます。
- 不動沢愛好会ルート
チムニーはいつも濡れているので出だしはフレークから。
見た目より岩は意外としっかりしてますが、カムのセットは慎重に。
中間部からのコーナークラックが核心。手の厚みのある男性には厳しいかも。
- JECCルート
当初あった終了点は撤去され(カットアンカーの名残りがあります)40mを超えるロングルートに。この長さのTRは厳しいので、隣の百獣の王の終了点を利用し、カムを使ってJECCへディレクション。ところどころ降られ止めをセットします。
チムニーからOW、ハンドにフィンガーと面白いルートです。
もともとのルートグレードは10aですが、その後少し上がるところが悪いので10bぐらいかなと思います。
※百獣の王をトライする方がいるときはロープをよけ、登るのは控えた方が無難です。
- 黄河
下部の登りは簡単ですがプアプロテクション、アルパインチックで緊張感たっぷり!
中間の立木からが実質のスタートです。
OWからフィスト、被ったハンドと盛りだくさん、露出感もたっぷりで緊張感Max!。
このエリアにあるクラックの中では一番面白く、最高に気持ち良いルートです。
ただ、終了点がRCC×2とリングボルト。TR張るのならカムで終了点を構築、最後の方は懸垂下降したほうが安全かと思います。