Canyonlands National Park - Island in the Sky
大地が描いた壮大な迷宮
キャニオランズ国立公園は、グリーン川とコロラド川が数百万年の時をかけて刻み込んだ大峡谷の世界です。広大な園内は四つの地区に分かれ、それぞれがまるで迷宮の一部のように異なる姿を見せてくれます。
自然が気の遠くなるほどの時間をかけてつくり上げたダイナミックな景観を、じっくりと堪能できる場所です。
エリア紹介
| ①Island in the Sky(アイランド・イン・ザ・スカイ) | 最もアクセスしやすく展望台が多い人気エリア。 |
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| ②Needles(ニードルズ) | 岩の尖塔が立ち並ぶ独特の景観。 |
| ③Maze(メイズ) | 最もアクセス困難な荒野エリア。 |
| ④Cataract Canyon(カタラクトキャニオン) | コロラド川でのリバーツアーが人気。 |
ここでは「Island in the Sky」をご紹介します
Canyonlands National Park
Island in the Sky
Island in the Skyは、キャニオランズ国立公園の玄関口ともいえる地区。
断崖の上から広がる壮大な眺めは、まるで大地の迷宮を見下ろす展望台のようです。
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■Grand View Point
- キャニオランズの広さを一番実感できる展望台です。ビジターセンターからは少し遠いのですが、ここまで来ると「来てよかった」と思える景色が広がります。
モニュメント・ベイスン(浸食によって形作られた地形)や遠くのニードルズまで見渡せて、まさに公園のハイライトです。 -
■Buck Canyon Overlook
- 東側に開けた展望台で、目の前に広がる峡谷の奥にラ・サル山脈が見えます。遠くにコロラド川も確認できて、ちょっと得した気分になります。
朝の光が差し込む時間帯は特にきれいなようです。 -
■Mesa Arch
- 崖の縁にかかる小さなアーチで、短いトレイルを歩くだけで辿り着けます。世界的には「朝日の撮影スポット」として有名ですが、朝に行かなくても十分に魅力があります。アーチの向こうに広がる峡谷を覗き込むと、まるで空に浮かぶ窓から大地を見下ろしているような感覚になります。
時間帯によって光の入り方が変わるので、昼間でもアーチの縁が影を落とし、景色に立体感が出て印象的です。
ちなみに「Mesa」という言葉はスペイン語で「テーブル」を意味し、テーブル状の平らな台地を指す地形用語です。 -
■Shafer Basin Road
- Island in the Skyの断崖からつづら折りで一気に下っていくオフロードです。標高差は1500フィートほどあり、道の細さと急なカーブが続く様子は見ているだけでも迫力があります。
実際に走るには四輪駆動車が必要ですが、展望台から眺めるだけでも十分にスリルを感じられます。崖の壁面に沿って車が小さく動いていく姿は、まるでジオラマのようで、キャニオランズならではの景観の一部として楽しめます(私は見ただけです)
Island in the Skyへの行き方
| モアブからUS-191 Nを進み、途中UT-313 Wへ入ります。33マイル40分ほど |
キャニオランズ国立公園はポイントからポイントへが遠く時間がかかります。(ビジターセンターからグランドビューポイントまで車で20分)
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注意事項
■入場料30$/車一台が必要です
■Shafer Basin Roadに入るにはビジターセンターで許可が必要で、走るには本格的なオフロード四駆(Jeepラングラーのような車)が必須です。ただし注意が必要なのは、たとえ四駆でもレンタカーの場合は未舗装路の走行が保険適用外になっていること。もし何かあっても保険がきかないので、気軽に入るのはおすすめできません。
アメリカのレンタカーは基本的に未舗装路は保険対象外で、例外として「公道扱いの未舗装路」が認められる場合もあるようですが、そのような場所を走る場合は事前にレンタカー会社へ確認した方が安心です。
Visitor Center
Mesa Arch,Grand View Point